肩こり、首こりでお悩みの方へ

今回は、特にデスクワークの方必見!?の話題・・・「肩こり」がテーマです。多くの人が悩んでいる肩こりについて色々とお話ししていきたいと思います。


ひどい慢性肩こりで悩んでいる人はとても多い

肩こりのしくみ肩こりは、多くの人が感じている不快な症状です。

肩こりのしくみ肩こりは、多くの人が感じている不快な症状です。
頭部から肩、背中にかけての硬くなった感じ・重だるい・張り感・痛みなどなど…感じ方には個人差があります。
実は自覚症状がない場合でも、他人から首の付け根辺りを押されて「肩がこっていますね。」「首の筋肉がカチコチだね。」と指摘されて初めてこりに気が付く人もいます。
長年、常に肩こりを感じている、パソコンを使用した時だけ肩こりを繰り返している、年に数回程度である、常時肩がこっている気がする・・・というように、その頻度もまちまちですが、ひどい慢性肩こりで悩んでいる人はとても多いです。
肩こりの症状筋肉は緊張状態になると硬くなり、それが血管や神経を圧迫してしまい肩や首の痛み、重だるさ、ときには頭痛などに繋がります。
症状がひどい場合には腕や手のしびれ、めまい、吐き気を催す場合もありますので「ただの肩こり」と簡単に片付けてはいけません。
冒頭でもお話したように、「どのような時に肩がこるかを自覚している人」もいれば「よくわからない人」もいると思います。
ですから、次に肩こりを引起す原因を簡単に解説したいと思います。

肩こりの原因肩こりはその原因は多岐にわたります。今回は6つのよくある肩こりの原因を解説します。

姿勢によるもの・デスクワーク

座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続け姿勢を支える筋肉の働きが低下してしまい、頭部や腕を支える頚部の筋肉に負担が生じます。
それが日々繰り返されると筋肉の緊張が慢性的になり、肩こりを感じるようになってしまうんです。
同じ姿勢から解放される機会が少ない場合、肩こりを起こす筋肉の血行不良も続いてしまうことになります。 

猫背

あまり意識したことはないかと思いますが、人の頭は約6Kgあります(6kgというとスイカと同じぐらいの重さなので結構重いんです)。
普通はその重たい頭が背骨の上にしっかり乗っていることで、重みを受け止めることが出来ています。
しかし、猫背の人は頭が背骨よりも前にでてしまっているため、筋肉による過剰な頑張りで頭を支えなければならなくなります。
頭が10cm前へ出ると肩首の筋肉には20kg近い負荷がかかるとされていますので、肩こりの原因に繋がります。

精神的な緊張によるもの

知らない道を車で走る、とても重要なプレゼン、苦手な人との会話など…。
精神的なストレスにをうけると、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
一時的な緊張の場合は、肩に力が入ってしまい脱力が出来ない状態も緩和させやすいですが、連日、精神的な緊張にさらされると肩こりが慢性化する可能性があります。

手、腕の疲労によるもの

肩こりの人は、頭部、頚部、肩などを含めて、アンバランスになり筋肉の機能低下が起きている場合が多いです。それが不良姿勢につながり、さらにキー操作やマウス操作で使う手、指の動作に負担をかけることがあります。
すると、手、腕の筋肉が疲労しやすくなりますが、その二次的な影響によっても、肩こり状態から脱しにくくなる可能性があります。  


目の疲労によるもの

ただ目を動かすということではなく、繰り返しピントを合わせなくてはならないような細かい作業が続いた場合、焦点を調整する筋肉が酷使されその機能が低下することがあります。
(長時間のパソコンやスマホ作業など)すると目からの不快感から、肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用することがあり、肩こりや首スジの張りを生じるケースがあります。
目を酷使する際に、精神的緊張が加わると自律神経系を乱すことにもつながり、肩こり悪化やストレスによる視力低下も招きやすくなります。  

冷えなどの温度に関するもの

寒い場所にずっといると、体には自然と力が入り、毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応します。
夏に冷房のきいた部屋で過ごす時、また、冷たい風が肩周辺に直撃しているといった場合は、自律神経系も乱れてしまい、肩こり悪化つながるので要注意です。 上記のように、症状は似たようなものが多いですが、原因は様々な・・・それもよくあるような行動や気温自分では改善が難しいものもあるんですよ。
と、よくある肩こりの原因について解説をしてきましたが、実は病気が関係していることもあります。

肩こりに潜む病気

肩こりに潜む病気とは肩こりと関連する病気をいくつか挙げてみましょう。
病気のシグナルとして肩こりが表れているのかもしれません。
胸部や腹部の痛み、しびれやめまいを伴う場合は、早急に病院を受診して下さい。

変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう) 

背骨は、椎骨という骨とクッション材である椎間板が、交互に積み重なってできています。
加齢や激しいスポーツなどの影響で、椎骨が変性してしまい、骨にトゲのような突起(骨棘)が、レントゲンで確認できることがあります。
このように、変形すること自体が直接症状と関わるとはいえないのですが、進行すると、頚部、肩の痛みや腕のしびれなどの症状が表れることがあり、状態により別の診断名がつくことがあります。  

頚部椎間板ヘルニア

頚椎は椎骨という骨が7個、積み木のように積み重なっており、その間には弾力性のある椎間板があり、背骨への衝撃を和らげています。
この椎間板は、髄核(ずいかく)というゼリー状の部分とそれを取り巻く線維輪から構成されています。
加齢や頚椎への負荷により、椎間板が変性してしまいます。
ヘルニアは、指や腕の方につながっている神経を圧迫している場合が多いので、指や腕にしびれや痛みが出やすいのでます。
また肩がとても張ったり、首周りが痛くなったりします。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

一般的には「四十肩・五十肩」の呼び名でお馴染みの、肩関節周囲炎は、肩関節の組織に炎症が起こり痛みが強く、腕を動かすことに支障が出てしまいます。
肩関節は、腕を動かすために必要な複数の筋肉が協調してその動作を可能にしています。
肩こりの場合、これらの筋肉の機能を低下させることが考えられ、腕を動かすことのできる範囲が徐々に制限されていくと、血流も低下し肩こりも回復しにくくなるといった悪循環に陥ります。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

肩こりの他にも腕、手、指のしびれ、痛み、疲労感、冷えなどを訴えるものに「胸郭出口症候群」があります。首の付け根から腕にかけてには、上肢へ通じる神経・血管の通る「胸郭出口」と呼ばれる部分があります。
胸郭出口部分は、肩こりや肩こりに伴う姿勢の変化などにより、肋骨や頚部の筋肉、胸部の筋肉などの機能異常が悪く影響しやすい所です。そこで神経・血管の圧迫、伸張などのストレスがかかると、上肢への症状が出てしまいます。

むち打ち症

自動車での追突事故やスポーツでの接触などにより、頚部の筋肉や靭帯、椎間板を痛めてしまうことがあります。
むち打ち症は、頚椎捻挫とも呼ばれますが、中には脊髄に及ぶ重症例もあります。
首の痛みが引いてきた後に、吐き気やめまい、頭痛、視力障害が出ることもあり、全身症状に及ぶことも。
損傷により痛みの物質が産生されると、筋肉の緊張がさらに強まり後頭部、頚部の張りや頭痛を招く恐れがあります。
また、頚椎から出た神経が障害されると、腕や手に感覚異常や脱力感が表れることがあります。

腫瘍

最近の肩こりが日々悪化していて、痛みとして感じるようになり何をしても症状が強いままです。
また、腕や手のしびれ、めまい、夜間にも痛むといったことがある場合は、脊髄の腫瘍や肺の上部にできた腫瘍などが原因かもしれません。
早急に病院で検査を受けるようにしましょう。 さて、こうした病気も考えられるということが分かったところで、皆さんの気になる肩こりの解消法を最後に紹介しましょう。 

肩こり解消法は?

肩こりでみられるように、筋肉が硬くなりこりが生じると血行が悪くなります。
そうなると筋肉への必要な酸素や栄養が運ばれなくなり、酸欠状態に陥ります。これが、肩こりを慢性化させるきっかけです。

門の逗子整体院に相談して下さい

運動を行う

慢性化を予防、解消するために大切なのはご自身で筋肉を動かすようにすることです。
肩こりに効果的な筋肉を、半ば強制的に動かすことによって、筋肉のもつ収縮・弛緩の働きを促します。
すると筋肉の血行も促進され、過度に緊張した筋肉がやわらかくなっていき、肩こりが楽になります。
ストレッチ体操や程度な運動を心がけましょう。

目や肩の筋肉の緊張をほぐす

肩周りの筋肉は勿論、目の疲労によっても肩こりは引き起こされるとされていますから、これを改善することで肩こりの解消を期待できるでしょう。 

首や肩の筋肉の緊張をほぐす

まず、大切なのは同じ姿勢を長時間続けないことです。時々首をゆっくり回して筋肉の緊張をほぐしましょう。
そのためにも1時間に一度は立ち上がり、軽い屈伸や伸びをすることで全身の血流を改善することも大切です。  

眼精疲労を予防する

目の疲れを取るためには時々目を休ませることが大切なので、パソコンなどを長時間使い続けることは避けましょう。
目薬をさしてリフレッシュするだけではなく、1~2分ほど目を閉じて休ませましょう。
そのときにホットアイマスク等で温めるととても気持ちがよいですよ!
こめかみの辺りを優しくクルクルとマッサージをするとより効果的です。

いかがでしたか?老若男女を問わず多くの方が経験したことがあるだろう肩こりがテーマでした。肩こりに悩んでいる方は「コレが当てはまる」という原因が一つはあったかもしれません。
デスクワークがメインの方にとってはなかなか改善するのは難しい問題かもしれませんが、放っておくと頭痛などの症状が現れて、肩だけの問題ではなくなってきてしまいますので、なるべく予防できるように対策をとりましょう。
寒い冬がまたやってくると筋肉が硬くなりやすくまた、肩こりに悩む人も多くなると思いますので、今のうちのこうした生活習慣を心がけ、ノー肩こりを目指しましょう!

逗子駅徒歩3分の逗子整体カイロクリニック

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