カイロプラクティックとは
1896年DDパーマーにより発表された手技療法・カイロプラクティック。アメリカ・カナダ・ヨーロッパ各国などで計5万人を超えるカイロプラクターが活躍しています。
わずか100年あまりでここまで世界中に活躍する人が増えたのは、自然療法・予防医学としてのカイロプラクティックの需要があったからです。(世界保健機関, 2005年)世界保健機関WHOは、「筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職」と公認しております。
カイロプラクティックの治療とは
整体とカイロプラクティックの違い
整体=広義では、”身心のバランス・体調を整える”*運動・あらゆる手技療法(按摩・指圧・鍼・灸)など多岐になります。
狭義では、”骨格・骨盤の調整等を施す事により経絡の流れを促し、各種(筋肉・血液・神経など)のバランスを整える療法” 現在日本での整体とは狭義での感覚になっているようです。
どちらも現在の日本では民間療法であり定義がないため、施術家によって施術内容が大きく異なります。
カイロと整体の明確な区別が無いのが現状です。
ただし大きく分けると東洋医学に基づいて行っているのが整体・西洋医学に基づいて行っているのがカイロプラクティックと言うのが一般です。
接骨院とカイロプラクティックの違い
整骨院は、カイロプラクティックと混同されがちですがまったく違います。 柔道整復師は、ほねつぎ・接骨師・整骨師としても知られていて主に骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷のみを施術することが認められていて急性の怪我の専門院となります。 しかし、現実には怪我をした患者さんは整形外科を受診することが多く、接骨院の経営が成り立ちません。 そのため本来業務外(専門外)であるはずの腰痛や首、肩こり、ひざ痛などの慢性的な障害も扱い始めております。 カイロプラクティックと違い、接骨整骨院は世界中を見ても日本にしか存在していません。 カイロプラクティックと似たような言い回しをしておりますが技術は別物とお考えください。 最後に整形外科専門医の方が、カイロプラクティックの資格を取得してカイロプラクティック院で新たに開業しているという現実があります。 これは何も不思議な事ではなく、カイロプラクティックはドクターオブカイロプラクティックと呼ばれ国際的には筋肉・骨格専門の医師免許です。
整形外科ととカイロプラクティックの違い
カイロプラクティックと整形外科が扱う病気はかなり共通しています。
例えば腰痛、肩こり、五十肩などです。
両者の診断法と治療法を説明すると、整形外科は診断に際し、医学的検査(神経学的、整形外科的検査など)とレントゲンなどの画像検査を行います。
カイロプラクティックは整形外科と同様に医学的検査や画像検査も行いますが、もっとも私が重点を置いているのがカイロプラクティック検査です。
カイロプラクティック検査とは、姿勢検査や触診のことを指します。 触診では、医学的検査や画像検査では捉えられない異常を熟練した手の感覚で見つけ出します。 関節の動きの悪さや筋肉の異常な硬さ、皮膚の張りや温度の変化を探すのです。 腰痛や肩こりで整形外科にかかると、「レントゲンでは骨には異常はありませんね。」と症状のある部位を見ず、触りもしないことがあります。 整形外科で診察を受ける人の大半は外科医学の限界で医師も対応が分からなくなっています。
レントゲンに異常がなければ病気と診断せず、対症療法に取り掛かります。薬物治療(鎮痛剤・ビタミン剤)・牽引・湿布(鎮痛消炎剤)、コルセットによる固定で痛みを和らげる手段に切り替え(それでも改善がない場合は⇒神経ブロック⇒手術。それでは治癒反応が消えてしまいカイロ医学での症状に対する対応も難しくなります。 実際に当院には整形外科をはじめ各分野の医師までもがさまざまな症状で治療に来ています。整形外科医の奥さんが椎間板ヘルニアでなんと当院で治療をしている医師までいます。 本音は身内にはメスを入れたくないとのこと。深い意味のあるお言葉でした。
肩こり、腰痛といった症状は、大半が骨格・関節の異常が原因であると考えられます。
身体の異常は必ずしもレントゲンではで確認できない・確認できないことのほうが多いです。
ですから確定病名はありません。そのような方は当院へいらしてください。